先日、情景の連作が観れるモネ展へ行ってきました。
いつもなら子連れでお出かけするのですが、今回は大人のみです。
モネ展自体に年齢制限は設けられていないので、子どもももちろん入場可能なのですが、実際に行って、やっぱり未就学児の息子たち(3歳&6歳)を連れて行かなくて良かったと再確認しました。
その理由をお伝えします。
実際に子どもはどれくらい入場してた?何歳くらい?
平日午前中、子どもを連れていた方は1%くらいだったかと思います。土日だともっと多いかと思います。
0歳児と思われる赤ちゃんを抱っこしながら観覧している方や、7歳~10歳くらいの小学生を連れている方もいました。
そしてどのお子さんも大人しい。(うちとは大違い…。)
じっとしていられない2歳~6歳くらいの未就学児は、私が行ったときはいなかったかと思います。
モネ展が子連れに向いていない理由
行く前からモネ展は子どもに向いてなさそうだなーと思っていましたが、実際に行くとさらに子どもには向いていないと確信しました。その理由を7点お伝えします。
絵画の設置高さが大人の目線
まず、絵画の設置高さが大人の目線です。
背の低い子どもたちは見上げる必要があります。
子どもを連れていたら「抱っこ―」と常にせがまれていたことでしょう。
混雑するから待つ必要がある
モネ展は大人気のため、とても混雑します。
絵を近くで見ようと思っても、人だかりができているので、待つ必要があります。
遠くから見ようにも、背の低い子どもは人だかりで絵を観ることができません。
子ども向けの解説や音声ナビゲーターはない
解説はふりがながついておらず、内容も大人向けのものです。
音声ナビゲーターの貸し出しがありましたが、子ども向けのものはありませんでした。
そのため、子どもは「絵を見るだけ」という行為しかできず、絵が出来上がる背景や歴史までは理解できません。(大人が伝える必要があります。)
子どもが興味を持てない
モネの絵画は印象派として有名ですよね。
はっきりとした絵を好む子には興味が持てないかと思います。
もちろん、興味のある子には楽しい空間になるとは思いますが、ほんの一部かと思います。
うるさくする可能性が大いにある
美術館なのでみなさん静かに鑑賞しています。
子どもは常に全力です。ちょっとした会話も大きな声。笑い声も響きますよね。
そして飽きてきたら、「つまんなーい」「帰る―」「おしっこ―」とうるさくする可能性が大いにあります。
そして、じっとしていられず走り出します。
息子たちはこの類なので、モネ展のような大人な空間は無理です。
禁止エリアに入ってしまう可能性がある
モネ展は絵画に近づいて観ることができます。
とはいっても、絵の前にロープが張ってあるので、その中は立ち入り禁止です。
子どもってこういったロープをくぐるのが好きですよね…。
禁止エリアに入って「絵を触っちゃったー」なんてことをするのが我が子どもたちです。
(そうならないように常に叱っている状態になるでしょう…。)
大人がじっくり絵画を楽しめない
となると、大人はじっくりと絵画を楽しめません。
モネ展は約60作品が展示されています。1時間ほど滞在したので、1作品に付き約1分くらい時間をかけて観ていたということになります。
子どもがいたら、おそらく15分くらいで終了します。ゆっくり観れません。
チケット代がもったいないです。
じゃあ何歳くらいからならおすすめできる?
子どもによって違いはあると思いますが、小学生(中高学年)くらいからなら少しずつ楽しめるようになるのではないでしょうか?絵が好きな子であれば、未就学児の年長さんくらいから楽しめるかと思います。
でもあくまで大人に向けた空間なので、やはり一番楽しめるのは大人かと思います。
【まとめ】モネ展はうちのような子どもにおすすめできません
子連れに不向きな理由
- 絵画の設置高さが大人の目線
- 混雑するから待つ必要がある
- 子ども向けの解説や音声ナビゲーターはない
- 子供が興味を持てない
- うるさくする可能性が大いにある
- 禁止エリアに入ってしまう可能性がある
- 大人がじっくり絵画を楽しめない
個人的な意見ですが、大人な空間のモネ展は子連れにおすすめできません。
もちろん、子どもによるので、静かな子で絵が好きな子には楽しめる場所になると思います。
「子どもの情操教育のため初めて子連れで美術館に行きたい」と思っている方は、箱根彫刻の森美術館や三鷹の森ジブリ美術館など、体験型であったり、子どもがもともと好きなものが展示されている場所がおすすめです。
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