吉川国工業所が制作した「プーポット(おむつペール)」は、カートリッジ不要で、においを防ぐ構造のあるおむつ専用ゴミ箱。このプーポットを計6年間使用したので、実際のところのにおい漏れはどうなのか、使い心地やデメリットなど正直にレビューしたいと思います。
2児ママの東京ダックです。
結論として、他製品(カートリッジ必要タイプ)でなくプーポットを買って正解でした。
その理由もしっかりお伝えします。
「ライクイット ダイパーポット 密閉おむつペール」はプーポットの色違いです。
こちらも合わせて紹介します。
※この記事の写真は6年使用した「プーポット」なので、どうしても使用感があります…。包み隠さず、デメリットを含めリアルなレビューをしますよ。
吉川国工業所「プーポット」とライクイット「ダイパーポット」の違い
株式会社吉川国工業所が手掛ける「プーポット」と、ライクイット株式会社が手掛ける「ダイパーポット」は色が違うだけで、同じ商品なのはなんでだろう?と気になったことありませんか?
実は、ライクイット株式会社は株式会社吉川国工業所の関連会社で、株式会社吉川国工業所のプロダクツ事業における製品の「販売」及び企画を担当しています。
2社の違い
- 吉川国工業所⇒プラスチック日用品雑貨の企画、製造、販売
- ライクイット⇒その中でも「白物プラスチック」などデザイン性が高い製品に特化
吉川国工業所のプーポットは「ベージュ&ブラウン色」、ライクイットのダイパーポットは「ホワイト&グレー色」。
色が違うだけで、大きさや重さ、機能は全く同じです。
プーポット(ダイパーポット)<ライクイット「ダイパーポット」>の口コミ&レビュー
2人の子どもは赤ちゃんから幼児(上の子は小学生)になり、おむつを卒業しました。合計6年間プーポット<ライクイット「ダイパーポット」>を使ったので、使い心地を口コミ&レビューしたいと思います。
【デザイン】見た目は丸形で圧迫感なし
プーポットの見た目は丸形で圧迫感がありません。
優しい印象なので、赤ちゃんがいる部屋のインテリアにぴったり。
【カラー】白ならライクイットのダイパーポット、ベージュなら吉川国工業所のプーポット
※画像引用元:like-it公式サイト、吉川国工業所公式サイト
- 白とグレー:ライクイット「ダイパーポット」
- ベージュと茶色:吉川国工業所「プーポット」
最近は白色やグレー色のインテリアが流行っているので、おむつ専用ゴミ箱も色を揃える場合はライクイット「ダイパーポット」がおすすめです。
ライクイットの製品はシンプルな雰囲気と高級感があるので、無印良品が好きなタイプの方向けですね。
対して、プーポットは全体がベージュ色です。薄いベージュ色なのでインテリアに馴染みます。ナチュラルな雰囲気が好きな方はこちらがおすすめ。
【動作】蓋の開閉がラク
蓋の開閉はつまみを手に取って上下するだけなので、とってもかんたん。
指1本で開け閉めできます。
レバーを回したり、スライド式だったりするゴミ箱もあるので、この点は非常にラクな仕様になっています。
【構造①】インナーキャップでにおい漏れを防ぐ
フタの内側にインナーキャップがついていることで、におい漏れをさらに防ぎます。
使用済みおむつは、インナーキャップ内にねじ込めばいいだけなので、かんたんです。
【構造②】ゴミ袋の装着がラク
ゴミ袋は市販のものでOK。
インナーキャップに装着するだけなので、汚れずかんたん。
【内容量】どれだけゴミをためられる?
内容量は20L。
新生児期~12か月ごろまで頻繁におむつ替えが必要な時は、3~4日分ためられました。1週間に2回ゴミ捨てをしていました。
赤ちゃんの膀胱が発達して、おむつ替えの頻度が下がってくると、1週間分のゴミをためられます。
20Lのゴミ箱ですが、縦長なので、20Lのゴミ袋だとゴミを入れたとき底につかず、使い勝手が悪かったです。
そのため、我が家は一般ゴミと同じ45Lサイズのゴミ袋を装着していました。
【におい】おむつのにおいは防げるか⁉
一般的な蓋つきゴミ箱より、おむつの臭いにおいを防ぐことができます!!
無臭度は100%中98%くらい。ほぼ無臭です。
ゴム製の蓋がしっかりにおい漏れを防いでくれます。
におい漏れがほとんどないので、リビングに置いて使っていました。
ただし、おむつを捨てる際に蓋を開けると一瞬ではありますがにおいます。
また、溜まったゴミ袋を捨てようとするときは、個包装されてないので、どうしても若干臭います。
【オプション品】専用消臭剤のレベルが高い!
プーポット(ダイパーポット)には専用消臭剤
おしっこにおいの原因である「硫化水素」「メチルメルカプタン」に特化した消臭剤。
この専用消臭剤のレベルが本当に高くて、嫌なにおいをがっちり防いでくれます。
600円前後で2~3か月もちますよ。
安さにつられ、100均やドラッグストア・スーパーで売っている一般的なゴミ箱消臭剤を使ったこともありましたが、無臭度が体感90%くらいに下がりました…。(100均のが一番消臭できなかった…。)
使うなら、プーポット専用消臭剤がおすすめです。
【構造③】ゴミ袋を持ち上げなくて良いから重くない
ゴミ捨て時に重いゴミ袋を持ち上げなくて良い構造になっています。
使用済みおむつは水分を含むので、持ち上げるのが重いんですよ。
袋を結んで本体を持ち上げるだけで済むので、重くなく、非常に楽でした。
【頑丈】6年使い続けられました。
プーポット(ダイパーポット)は、頑丈なので6年間使い続けられました。
インナーキャップが少し切れ目が深くなってしまったことと、洗っても取れない汚れが少しついてしまったくらいで、使う上で不備があるわけではありません。
汚れたら丸洗いもできたし、買い替える必要がありませんでした。
カートリッジが必要なコンビやアップリカのおむつ専用ゴミ箱との比較
おむつ専用ゴミ箱には、専用のゴミ袋(「カートリッジ」や「カセット」と呼ばれます)が必要なタイプのものがあります。
その代表として、コンビの「ポイテックアドバンス
どの点が違うのか、価格や機能面で比較していきます。
初期費用(本体価格)
商品名 | 希望小売価格 |
---|---|
【吉川国工業所】 プーポット | 8,800円 |
【ライクイット】 ダイパーポット | 8,800円 |
【コンビ】 ポイテックアドバンス (カートリッジタイプ) | 2,640円 |
【コンビ】 スマートポイ (カートリッジタイプ) | 2,090円 |
【アップリカ】 ニオイポイ (カートリッジタイプ) | 2,090円 |
初期費用は断然カートリッジタイプの方が、本体価格2,000円台と安いんです。
もちろん、表の価格は希望小売価格なので、実際はセールなどでもう少し安く買えますが、それでもプーポットやダイパーポットは価格が高い!
それでも、私がプーポットやダイパーポットをおすすめするのには、初期費用なんて無視できるくらいの圧倒的なランニングコストがかかることなんです。
ランニングコストとトータルコスト
商品名 | 1か月のランニングコスト |
---|---|
【吉川国工業所】 プーポット | 週2回×4週=約80円/月 専用消臭剤:1個約660円(3か月使用) 約220円/月 | 市販のゴミ袋:約10円/枚
【ライクイット】 ダイパーポット | |
【コンビ】 ポイテックシリーズカセット | 1個約1,000円/月 ※3個売りの場合 | カセット1個で約1か月使用可能
【コンビ】 スマートポイカセット | |
【アップリカ】 ニオイポイカセット |
プーポットやダイパーポットは市販のゴミ袋が使えるので、専用消臭剤をプラスしても1か月約300円とランニングコストが圧倒的に安いです。
対して、カートリッジタイプは1か月に必要なカセットは1個を想定していて、3個セットのお安いカセットだったとしても1個当たり約1,000円。毎月約1,000円のランニングコストがかかります。
おむつを卒業するまでかかる
トータルコスト
- プーポットやダイパーポット
市販のゴミ袋の場合- 80円×12か月×3年=2,880円
- 専用消臭剤(3か月に1個交換)
660円×4個(1年につき)×3年=7,920円 - 8,800円(本体価格)+{2,880円+7,920円(ランニングコスト)}
=19,600円
- コンビやアップリカ
専用カートリッジの場合- 1,000円×12か月×3年=36,000円
- 2,090円(本体価格)+36,000円(ランニングコスト)
=38,060円
おむつを卒業するのは大体3歳ごろなので、3年間使うとして計算しています。
トータルコストは圧倒的に市販のゴミ袋を使用したプーポットやダイパーポットの勝ち!
その差額は約18,500円です。
【機能面で比較】何故ランニングコストの高いカートリッジタイプがあるのか
カートリッジタイプはランニングコストが高いです。でもそれには理由があって、一般的なゴミ袋と違って、消臭袋になっているのでにおい漏れがほとんどないんです。
コンビのポイテックアドバンストは、おむつ1個ずつねじりながら袋に入れてくれるので消臭力がさらにUP!
におい漏れをとるか、価格をとるか…。
蓋をしている状態ならプーポットでもにおい漏れはほとんどなかったので、私は価格を優先しました。
デメリット
- 初期費用が高い
- 専用の消臭袋はないので、カートリッジタイプと比べるとにおいが気になる方もいるかも?
- ペダルペールタイプではない
ライクイットのダイパーポットとプーポットのデメリットをまとめました。
そうそう。ペダルペールタイプではないので、その点が気になる方はいるかも?
私は全く気になりませんでしたが、夫は「ペダルペールタイプもありだったかも」と言っていました。
【まとめ】おむつ専用ゴミ箱プーペット(ライクイットのダイパーポット)を買って良かった!
吉川国工業所「プーポット(おむつペール)」またはライクイット「ダイパーポット(密閉おむつペール)」を実際に使ってみて非常に満足しています。
専用のゴミ袋が必要ないのでコストパフォーマンスが良いこと、におい漏れがほとんどないこと、見た目がシンプルでインテリアに馴染みやすいカラー展開があることなど、メリットがたくさんあります。
おむつ専用ゴミ箱なら「プーポット」または「ダイパーポット」!
買ってよかった育児グッズです。
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