東京都内で子ども向け茶道体験ができる場所を探している方必見!
年に数日、東京大茶会というイベントが開催され、「江戸東京たてもの園」会場では中学生以下の子供を対象にした「子供と楽しむ茶席」が設けられています。
「日本の文化や伝統に触れさせてあげたい。」
「作法を身につけさせてあげたい。」
「堅苦しすぎず、子ども(幼児)も楽しめる場を探している。」
幼児でも楽しむことができるのか、6歳(年長)の長男と3歳(プレ年少)の次男を連れて夫と家族4人で参加してきました。
私は年長の時に初めて茶道を体験し、その思い出がとても良いものとして残っています。幼少期に日本の文化や伝統に触れたことは、私にとって貴重な経験となりました。そのため、子どもにも同じ経験をさせてあげたいと思い、今回参加しました。
東京大茶会2023とは
東京大茶会とは初心者から玄人まで、子どもから大人、海外の方まで幅広い方を対象にした東京で行われる茶会の一大イベントです。平成20年から開催。
会場は2つ。浜離宮恩賜庭園と江戸東京たてもの園。子ども向けプログラムのある江戸東京たてもの園においての概要は以下の通りです。
会場 | 江戸東京たてもの園 |
住所 | 東京都小金井市桜町3-7-1都立小金井公園内 |
日程 | 2023年10月21日(土)~22日(日) |
開園時間 | 9:30-16:30 ※開催時間16:15まで ※入園は16:00まで |
入園料 | 東京大茶会開催中は無料 |
茶会料金 | プログラムにより500円~800円 |
事前登録 | プログラムにより事前応募の必要あり 当日販売のプログラムもあり |
公式サイト | https://tokyo-grand-tea-ceremony.jp |
浜離宮恩賜庭園会場は日程や内容が異なります。
中学生以下の子どもと楽しみたい方は小金井公園内の「江戸東京たてもの園」会場へ向かってください。
【プログラム】子供と楽しむ茶席
プログラム名 | 子供と楽しむ茶会 |
開催場所 | 江戸東京たてもの園「天明家」 |
所要時間 | 25分間 |
開催数 | 1日8回開催 |
対象者 | 中学生以下の子どもとその保護者 ※茶会中座っていられる子ども |
料金 | 1人当たり500円 (当日販売) |
子供と楽しむ茶会は当日販売プログラムなので、予約が必要なし。
子どもは体調が崩れやすいので、当日に参加するかどうか決められるのは嬉しいですね。
混雑状況
我が家は2日目の日曜日に参加。
9時過ぎに到着したときには、数組だけが並んでいましたが、9:15ごろには10組を超えてきたので、並ぶことに。
9:30のオープン時には数10組が並んでいました。
当日券は11時前に完売。
9:15に並び始めて、1回目10時開始のチケットをぎりぎり確保。
それぞれ少人数で開催されるので、あっという間に埋まっていきます。
江戸東京たてもの園自体の混雑状況
江戸東京たてもの園自体は広いため、程よい混み具合で、ゆったり建物を見物できました。
いざ6歳幼児の子どもと茶道体験へ
長男は茶道がどういうものかいまいちよくわからないまま「おいしいお菓子が食べられる!」と、ルンルン気分で会場へ向かいます。15分前に「天明家」という会場に到着。
時間になるまで、外の椅子で建物を見ながら待っています。
約束の時間になると、みんな同時に入席します。
「楽しむ」をメインにしているので、細かい作法の説明はありません。
茶席のご主人はとてもフレンドリーで、「小さい子でも場を楽しめる」ことを重点にされていました。
写真撮影はご主人に許可を得てからにしましょう(許可済み)。
茶道体験の流れ
「こんなことから?」と思いましたが、我が家は椅子生活なので、正座をする機会がない…。
最近の子に合わせると、確かに説明する必要があるのかも。
途中正座を崩してOKです。
「手をついてお辞儀」などフレンドリーに説明。
いただいたのは兎のお饅頭。
この和菓子を選んだ理由をかんたんに説明してくれます。
「切ってから食べようね」と、食べ方の説明も。
お抹茶を配られて飲み方を説明されます。
子どもに合わせ「正面から飲まないできゅっきゅっと回してからね」と優しく説明。
お抹茶自体も長男は初めての体験。
最初は「おいしい」と飲んでいたのに、後から苦みがきたようです。
東京都からの指導により、その場でお茶を点てるのではなく、出来上がったお茶を配られました。
床の間に飾っている掛け軸や、本日使った茶器について説明をしてくれました。
茶器には兎が描いてあり、お菓子と揃えたとの紹介。
なんだかほっこりしますね。
掛け軸に興味が持てるのは小6くらいから。
興味がある子だけ近くで説明を受けていて、小さな子どもたちはお庭をみたり、喋っていたりと、自由な雰囲気でした。
これで終了です。
初めての茶道体験をしての感想
幼児ということもあり、25分間茶道体験ができるか不安でしたが、お茶会のご主人はとても優しく、作法に厳しすぎないこともあり、最後までしっかりとお茶を楽しむことができました。
いつもと違う体験に息子もちょっと大人になった感じでした。
どのくらいの年齢の子が参加したの?
我が家が参加した回は、ほとんどが小学生でした。
そのため、うちの長男(6歳・年長)が最年少。
「子供と楽しむ茶席」は子ども向けといっても、和室で正座をしたりと“じっとしていられること”が条件。
スタッフの方に確認したところ、動きたがるような子は参加が難しいとのことでした。
そのため、3歳になったばかりの次男は不参加にしました。
兄のお茶会中、3歳の幼児も楽しめた理由
3歳になったばかりの次男は、走り回るのが大好きなため、お茶会に不参加。
その間何をしていたのかというと、江戸東京たてもの園を満喫していました。
というのも、園内にはたくさんの建物があり、見るだけでなく入ることもできるんです。
特に子宝湯という銭湯はお風呂に入ったり、鏡を見たりとお気に入りに。
また、電車や土管、井戸など、昔ながらのものが展示されていて、格好の遊び場になっていました。
さらに、「東京大茶会」というイベント時であったため、駄菓子屋さんが来ていたり、音楽演奏、けん玉ショーなど、プログラムが充実。
茶道体験を終えた長男も江戸東京たてもの園に夢中!
正直、子どもがこんなに楽しめるのは意外でした。
【まとめ】東京大茶会は幼児が初めて茶道体験をするのに最適な場所
東京大茶会は子どもの茶道体験にぴったりな機会でした。
ビルやマンションの一室ではなく、ちゃんとした日本伝統家屋で行えること、お庭が美しいところ、そして何より、子ども専用の体験会なので、堅苦しすぎず、子どもに合わせた内容で行ってくれたことが素晴らしいと思いました。
長男は初めてのお茶席となりましたが、とても楽しめたようです。
東京大茶会は毎年開催。
次男が大きくなったら、次男も一緒にまた参加したいと思いました♪
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